当院の内視鏡検査について

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は予約が必要な検査です。
一度外来受診をしていただき、事前診察を行ってから日時の予約となります。

検査は以下の日程で行っています。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)日程表

13:00~

検査について

肛門から挿入し大腸と小腸の一部を観察します。検査時間は15分程度です。
受診日もしくは検査当日に、血液検査を行い感染症の確認をします。そして医師もしくはスタッフが、検査前・検査当日・検査後の注意点について説明いたします。
また、常用薬があるという方は事前に申し出るか、お薬手帳をご持参するようにしてください。

検査を行うにあたり、前処置が必要になります。検査日の 3 日前より消化の良い食事をしてください。検査の前日は検査食のご利用をおすすめしています。(検査食は当院にて 1,400 円で購入可能です)

検査当日は、自宅で洗腸液を飲んで腸の中をきれいにします。
検査ができる状態になったら来院いただき、検査を行います。
便秘の方は事前にご相談ください。

必要があれば生検(組織の一部を採取し顕微鏡で調べる病理診断)を行います。
費用の目安は3割負担の方で 15,000 円~20,000 円程度です。

苦痛の少ない、診断精度の高い検査

苦痛が少なく診断精度の高い大腸カメラをめざして、当院の大腸カメラでは以下の工夫を行っています。

希望される方には鎮静剤による静脈麻酔を行います

検査中は眠ってしまうことが多く、苦痛を最小限にし検査を受けていただけます。(検査中は、安全確保のため生体モニターで監視いたします)

鎮静剤を使用された方は、検査後1時間ほど休んでいただきます。なお、鎮静剤使用後の車・オートバイ・自転車の運転はできません。

挿入時に炭酸ガスによる送気システムを使用しています

大腸カメラは、肛門から内視鏡をくねくねと曲がっている腸管に向けて逆流する形で挿入していくわけですが、その際に空気も一緒に送気しますと、腹痛やお腹の張りを訴える方もいます。
当院では、挿入時に二酸化炭素による送気システムを使用していますので、検査中、検査後の腹痛やお腹の張りといった症状が軽減できます。

特殊光観察・拡大内視鏡検査のシステムを導入

大腸ポリープの治療適応の有無等を診断するため、特殊光観察・拡大内視鏡検査のシステムを導入しています。
なお、当院では日帰りのポリープ切除は行っておりません。
早期がんおよび疑いの病変に対しては、千葉県がんセンターもしくは近隣の病院をご紹介しています。

大腸カメラ検査時の大まかな流れ

なお大腸カメラでは検査前に腸内を何もない状態にしなくてはならないので、腸管洗浄液(下剤)を服用して腸内に残る不要物を体外へと排出していきます。下剤の服用方法等につきましても医師もしくはスタッフがご説明をいたします。

1. 腸の動きを抑える薬や鎮静剤を投与

検査をしやすくする腸の動きを抑制する注射をし、希望される方には少量の鎮静剤も投与します。

2.大腸カメラを挿入(検査の開始)

左側を下にしてベッドで横になります。そして肛門から内視鏡を挿入していきます。

3.腸内を観察

主に大腸の内腔を隅々まで観察していきます。その際に医師が必要と判断すれば、組織を一部採取(生検)したり、止血などを行うこともあります。

4. 検査終了

腸内を一通り観察したら検査は終了になります。観察のみであれば検査時間は10分程度です(個人差はあります)。
静脈麻酔を行った方は、リカバリールームで小一時間ほど休んでいただきます。

大腸カメラとは

大腸カメラのイメージ画像

一般的に大腸カメラと呼ばれていますが、正式には下部消化管内視鏡検査と言います。同検査では、内視鏡を肛門から挿入していくことで、2m弱の大腸と小腸の一部の内腔の様子を観察し、病変(がん、ポリープ(腺腫)、炎症、潰瘍 など)の有無を確認していきますが、そのほかにも病変が疑われる組織の一部を採取して、顕微鏡による詳細な検査(生検)、発見したポリープを内視鏡で切除するといったことも行います。

ちなみに大腸癌は、日本人の癌による死亡数の第2位となっており、大半の方は50歳頃から発症します。大腸癌は、腺腫と呼ばれる腫瘍性ポリープから癌化していくものが大半とされていますが、早期癌には全く自覚症状がなく、進行癌でさえ症状が出現するのは余程進行してからになります。また、大腸癌検診として施行されている便潜血検査にも偽陰性(癌が存在していても陰性になること)の問題がありまして、早期癌では70%以上、進行癌でさえ10%以上が便潜血検査では陰性になると報告されています。早期大腸癌は内視鏡切除で根治できることが多い疾患ですが、早期大腸癌を発見するためには、これまで腸に何の症状もなかった方でも50歳前後になられましたら、大腸カメラ検査を一度受診されることをお勧めします。

大腸カメラによる検査が勧められる症状

  • 便潜血反応で「陽性」が確認された型(5%の方が大腸癌)
  • 血便が出ている
  • 便秘や下痢などの便通異常がみられる
  • 腹痛、腹部膨満感がある
  • 貧血を指摘されている
  • 顔色が悪いとよく言われる
  • 急激な体重の減少があった
  • 大腸ポリープや大腸がんを治療した経験がある
  • 50歳以上で未検査の方

など

大腸カメラで発見可能な主な疾患

  • 大腸ポリープ
  • 大腸がん
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
  • 大腸憩室症
  • 虚血性腸炎・痔

など

大腸カメラで行う処置

大腸カメラでは、大腸内を観察し診断をしていきますが、必要に応じて以下の処置も行っています。

生検
がんや炎症が疑われ、組織を顕微鏡で調べる病理検査の必要が生じた場合、専用の処置具を使って組織を採取します。
内視鏡的止血術
大腸内の出血に、専用の処置具を使って止血します。
黒沢クリニック
院長
黒沢孝光
診療内容
内科,消化器内科
住所
〒290-0142
千葉県市原市ちはら台南2-32-2
もりまちちはら台モール
スターバックス斜向かい
アクセス
・JR外房線「鎌取駅」より小湊鉄道バス「ちはら台」行 「ちはら台中央」下車 徒歩3分
・京成千葉線「ちはら台駅」より小湊鉄道バス「鎌取駅」行 「ちはら台中央」下車 徒歩3分
休診:木曜、土曜午後、日曜、祝日
※:第5週目は14:00~17:00までの診療
診療時間 日祝
9:00~12:00
15:00~18:00 ●※ ●※ ●※ ●※
担当医表
■第1・3
日祝
9:00~12:00 黒沢 向井 黒沢
向井
黒沢
向井
向井
15:00~18:00 向井 向井 向井 黒沢
■第2・4
日祝
9:00~12:00 黒沢 黒沢
向井
向井 黒沢
向井
黒崎
15:00~18:00 向井 向井 向井 黒沢
■第5
(※現在調整中です。臨時休診の可能性がございます。)